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セブンデイズFRIDAY→SUNDAY
原作:橘紅緒 作画:宝井理人
恋をするのに十分な七日間だった。切なく純粋なラブストーリー
一週間の恋人。篠弓弦と芹生冬至は1週間限定の恋人。
「月曜日の一番始めに告白してきた相手とつきあい、週末には別れる。」
芹生冬至はそんな噂をもつ。
月曜日、火曜日、水曜日、木曜日。
二人は互いに惹かれ合い、恋を自覚した。
残りはあと3日。
一緒にいるのは当たり前、そんな二人だが1週間という期限が胸に突き刺さり・・・。
果たしてその結末は・・・

 

 

意識して、近づいて、恋心を自覚した。そんな二人の残りの3日間が始まります。

 

シノのことが気になる弓弦。
それはそうですよね、付き合って別れた女の子のアドレスはすぐに消す芹生。
そんな芹生が絶対にアドレスを消せない芹生を振った過去の女性「シノ」。
シノから連絡が掛かってくるところは弓弦も見ています。

 

そんなに想っている相手が居れば気になってしまうのは仕方のないことですよね。

でも、芹生はもうシノを吹っ切ったんですよ・・・!と教えてあげたいもどかしさ。

 

ぐちゃぐちゃとノートに書いたシノの名前を無意識に消すシーンは嫉妬心からなのか独占欲からなのか。

そんな落ちてる弓弦の元に無料の映画の試写会のハガキを友人からもらいます。
もらって嬉しそうな弓弦に

「なんだ お前 今カノジョいんだな」

「誘う相手ももう決まってるしーみたいな?」

一緒に居るのが当たり前になってしまった二人の感覚が表されています。
無意識って怖い・・・!

そして試写会に誘いに行く弓弦。

「行く いつ?」

「来週の日曜っつってたけど あーうんそうだ いけそ?」

その言葉を聞いて汗を浮かべて固まってしまう芹生。

そう。『来週』。

二人の関係には『来週』なんてないんです。

もう切ない・・・・!

 

来週の芹生との関係を狙う女子の発言にさらにこの期限付きという現実が襲いかかってきて・・・。

想い合っているのに繋がらない。そんな二人の距離に胸が締め付けられます。
そんな日の帰り道、弓弦は試写会のハガキを芹生に渡し、

「来週のカノジョとでも行けよ」

「それかさ シノ 誘ったら?・・・まだ好きなんだろ――?」

そんな諦めムードの弓弦に

「なんでそんな事いうんだ」

「昨日は怒ってくれたのに・・・・・・いまつきあってるのは自分なんだからって・・・・・・嬉しかったのに・・・」

「人を好きになるのって ほんと しんどい」

このシーン、すごく切なくて、綺麗で、二人の気持ちが重なったようでまだ重なってない。
とても好きなシーンです。

そして想いのたけを伝える芹生。

「弓弦さんのそういうとこが―――好きなんです 俺」

 

中身を外見のギャップを受け入れてもらえずダメだしされ続けていた弓弦。
初めてそんな弓弦のすべてを受け入れて、
好きといってくれる、そのまんまでいいといってくれるそんな人に出会います。

 

自覚したのに、ここまで伝えたのに・・・!弓弦に伝わっていない!弓弦の気持ちは芹生には見えない!

もどかしいです。

 

そして帰りに芹生の家へと向かうことになった二人。

って、芹生の家すっごく豪邸・・・!お坊ちゃまだったんですか・・・!
あれ、そんな設定でしたっけ。見落としてましたかね!?
と驚きました。(見落としていたかもしれません)

そんな芹生の家でついにシノと出会ってしまう弓弦。

芹生の家から逃げ出します。

 

追いかける芹生。

「何に怒ってるのかだけ教えて」

ここで弓弦はやっと自覚します。

「恋をするのに十分な七日間だった」

そして差し迫る日にち。

 

『あと二日』

もう、この期限がなんともいいスパイスを効かせてくれます。
想いが分かって、分かっても終わりが見える。そんな切なさ。
たまりません。

 

そして土曜日。弓弦からデートに誘います。
ぶらっとお茶をして、行き先は弓弦の家へ

つまらないDVDを見て、話して

「考えてた お前のこと」

そのときの、戸惑いを隠せない芹生の表情。
すごく繊細に描かれています。

 

そしてやっと芹生の気持ちに気づく弓弦。

ようやく結ばれた・・・!?

 

か と 思 い き や !!!

掛かってくる電話、気になる期限

弓弦は家を飛び出してしまいます。

繋がらない電話。
これが繋がらなかったら帰ろうと思ってかけた電話に出る弓弦。

今思ってる思いを伝えます。

「自分にイライラする」

そして試写会のハガキをびりびりに破いてしまう弓弦。

ええええ何やってるの!?
何を何を考えているの・・!?

「また明日な芹生」

 

弓弦の考えが分かりません。
きっと、期限とか今までの女の子達のこととかシノのこととか
すべての事が伝わっていない状態の弓弦。
不安なんでしょうね。不安だけど明日にはそれがはっきりする。
信じ切れない思いがあってそれを白黒つけたいんでしょうね。

身勝手でいて純粋な想いが見える気がします。

 

そして翌日。

部活に出る二人。

いつもは部活もなんなくこなす芹生がミスの連発。

そして差し迫る一日の終わり・・・。

「弓弦さんに話したい事がある」

二人は思い出の初めてキスをした高台に場所を移します。

弓弦と一緒に居たいと告げる芹生にそんななぁなぁになるのは嫌だと告げる弓弦。

一週間の恋人ごっこの終わりを告げるのを6時までと決める弓弦。

「”好きになれなかった 別れよう”」

 

「ってお前に言われなくて良かった 俺とつきあってよ芹生」

よ、よかったぁあああああ!!!!

良かったね芹生!!!!

そしてまた一緒に歩く一週間が始まります。

 

よかったあああ!
最後まで切ない気持ちにさせられました。
お互い不安で不安でたまらなくて、それでいて想いだけはまっすぐな二人。

 

そして弓弦の卒業式の一ページ。
今日も二人は一緒です。そしてこれからも。

 

いやぁ、とても綺麗で温かいお話でした!良い本を読んだーという感じ。
登場人物達の気持ちがとても丁寧に描かれていて引き込まれて一気に読んでしまいました。

青春でしたね。まっすぐな気持ちってときに痛くてとてもしんどいよね。
と思い出しました。

真面目な話はちょっと・・・。と手に取るのをやめてしまっている人。大丈夫です。
そんな私も読めました。そして、すごく大きなものを得られましたよ。はぁ、満足。

切ない温かい気持ちを胸にして。今日は浸っておこうと思います。

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